2010-06-13 Sun
イエスは彼らをじっと見て言われた。「それは人にはできないことです。しかし、神にはどんなことでもできます。」(マタイ伝19章26節)
先日、健康福祉館Hで、「初夏の爽やか歌のプレゼント」をさせていただきました。季節の歌や賛美歌のコーラス、フルートの演奏など、多彩なプログラムで、湯上りの皆さんに、音楽とトークの涼風をお届けできたような気がします。イエス様は、「あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」(マタイ5-16)と語られましたが、イエス様の救いをいただいた者たちの平安や喜びが証されたのではないでしょうか。常連の方が終演後に来られ、残念がっていました。今度は八月の予定ですから、そのときを楽しみにしていただきましょう。
そこでもまた、少年野球チーム「ゴールデンフェニックス」の全国大会行きの話をさせていただきました。彼らの快挙は一つの夢から始まったからです。二年前、彼らは当たり前のように、「二年後は全国大会に行こうな。」と話していました。つまり、そのことを疑わずに信じていたのです。そして、その夢は寸分たがわず実現したのです。
今学んでいるヤコブ書には、「少しも疑わずに、信じて願いなさい。」(1-6)とあります。でも、どうでしょうか。このことは、そう簡単に実践できることでしょうか。私たちは口で祈ってはいても、心のどこかで疑ったり、あきらめたりしがちな者です。人生において、幾度か失敗や挫折を経験すると、次第に期待することができなくなっていくのかもしれません。
それに引き換え、あの少年たちは少しも疑わずに、素直に信じていたのです。だからこそ、あんなに夢中で練習できたのでしょう。「負うた子に教えられ」といったところです。これからも、すばらしい夢に向かって、汗をかくことを惜しまない子どもたちに育っていってほしいと思います。
確かに、祈っておきながら疑ったり、あきらめたりしたのでは神様に失礼です。天使がマリアに告げた、「神にとって不可能なことは一つもありません。」(ルカ1-37)という御約束に堅く立ちましょう。そして、主がしてくださった恵みを数え上げ、感謝をいっぱい捧げる教会でありましょう。